オンライン塾の先生が合わないときの対処法

オンライン塾をはじめて利用される方は、お子様と先生が合う合わないは最初に気になる部分となります。もし、先生との相性が合わなかった場合はどうすればいいのか、など事例を踏まえて紹介していきます。

先生が合う/合わないの見極め

その先生は英語と理科を担当してもらっている男の先生でした。
オンライン塾から推薦された先生です。

はじめの顔合わせのときは、好青年という印象でしたし、まじめな感じを受けていましたので、なんの疑いもなかったです。

授業も完全に先生にお任せしようと思っていましたので、なるべく授業スタイルに口を挟まないように親として気を付けていたんです。

ただ、こちらの目標だけをしっかりと伝えて、娘が目指す部分を具体的に数値で先生には伝えていました。

授業を受け始めて、3ヶ月目を過ぎたあたりでしょうか。
期末試験があり、英語の結果を見ると結果が習う前と変わっていない、むしろ下がっている点数だったのです。

2021.02.25 中間テスト
英語:77点

(2021.05.18 中間テスト)
英語:50点

確かに英語って成績が上がるまでに時間のかかる教科だと思うのですが、あまりにも低い点数だったのです。

これはテストの難しさにもよるので、勉強の質が悪いのか、単にテストが難しかったのかは何とも判断の難しいところでもあります。

そこで、オンラインの先生には、テストの結果をきちんと報告しないさいと私は娘に伝えました。そしてこの英語の結果を見たお父さんも怒っていると娘は正直に伝えたそうです。

そして、その日の授業が終わって娘に先生どうだった?何か言ってた?と問いかけたところ、娘が残念そうな顔をしていたんです。

先生にはこのように言われたそうです。

「(娘の名前)ちゃんが目標としている点数が取れなくても今は仕方がない」
「僕の授業で目標の点数が取れるかどうかもわからない」
「もし、不安なら先生を代えてもらえればいいよ」

信頼していた先生にこの言葉を聞かされた娘は大変ショックを受けていました。

先生は初顔合わせのときに、「僕に2ヶ月ください。必ず成績を上げて見せます!」とおっしゃっていました。

もちろん、先生ではなく娘が努力していない結果だと思うのですが、親ではなく生徒に直接これを伝えてしまうのはどうなのかと疑問を持つ出来事でした。

私は信頼のおけない先生だと判断して、すぐに講師交代の依頼を、担当の方に依頼しました。

この判断が正しい判断なのかどうかはわかりませんが、娘がこの先生はもう嫌だと言ったので、そこが最終決断の要因となりました。

もちろん、このような発言は言った言わないがありますが、オンライン授業の場合、ほとんどが授業が録画記録されています。

本部に問い合わせれば、録画画像を記録して、こちら側の主張を確認してもらえる仕組となっています。

子どもは子どもなので、あまり主張を鵜呑みにせず、録画記録を第三者に確認してもらう方がいいと思います。

実際に交代した先生の特徴は、こんな感じでした

先にも説明しましたが、

先生は初顔合わせのときに、「僕に2ヶ月ください。娘さんの成績を必ず上げて見せます!」とおっしゃっていました。

この時点でおかしいなと思っていました・・・
結構なビックマウスぶりで。
何より、娘は、はじめてオンライン塾を受講したので、右も左もわからないことだらけでしたし、先生も肩書はすごいのでお任せするしかないと思ってました。

幸いにも、このとき2人のタイプの異なる先生から娘は教わることが出来たので、比較することができたんですね。

そこで、先生の特徴を比べてみました。

(英語・理科担当の先生の特徴)

■1コマの授業スタイル
・宿題は単語を覚えさせる
・授業は学校の授業と並行した内容を教える
・授業のはじめは必要以上に無駄話が多い
・授業中はとにかく先生がしゃべり、娘は聞き役
・手元カメラをほぼ使わない
・問題は教科書のレベルのみ

■その他
・宿題テキストは一般で購入できるもの
・単語も覚えたかどうかは確認しない
・テストの結果を聞かない
・親の様子を子供から伺う

(数学担当の先生)

■1コマの授業スタイル
・宿題は学校の授業と同じ分野を出す
・授業がはじまるとすぐに宿題チェック
・解かれた問題を見て、解けなかった問題を補足
・解けなかった問題を見て、1学年前の授業の補足
・1学年前の授業の問題を宿題で出す
・手元カメラをよく使う

■その他
・テストの結果を必ず聞く
・テストの傾向や難易度を見る
・テストで解けなかった問題の解説

対照的な2人の先生でわかりやすいかと思います。
実は、娘のはじめの印象は英語担当の先生がいいと言っていました。
感じがいいし、おしゃべりができて緊張しないと。

一方で数学の先生は、無口ですぐに授業に入るため、硬い印象があると言っていました。

ですが、6ヶ月後の結果を見ると、圧倒的に数学の成績は上がってきました。一番苦手科目だった数学が、今では得意な科目になるほどです。

特に、数学の先生は子どもが何が苦手なのかを読み取って、必要ならば小学生の問題まで遡っていきました。
これには圧巻でした。

どのような授業スタイルがいいかは、子どもが決めるのではなく、結果で判断していくといいと思います。授業料は決して安くはないので、ここはシビアに判断していく必要があるかと思うんです。

今回ご紹介した2人の先生はどちらも東京6大学出身の先生方です。
高学歴なお二人でもこれだけの授業の差があるんですね。

親としても先生が高学歴だから大丈夫と安心せずに、はじめてのうちは授業スタイルも注意して見てあげてください。

こんな授業スタイルの先生がおすすめ!

これは私が経験した体験談になるため、すべての人に当てはまるかどうかはわかりませんが、はじめてオンライン塾を利用する方は、参考になるかもしれませんので、載せておきますね。

どの先生に対しても、おすすめな授業スタイルかなと思います。

■1コマの授業スタイル

・宿題は学校の授業と同じ分野で出す
・宿題のテキストは一般購入ではないもの
・授業はただ黙々と問題を解いていく
・解けなかった問題から苦手部分を強化していく
・子供が自力で解けるようになったかを常にチェック
・手元カメラをよく使う

■その他
・テストの結果を必ず聞く
・テストの傾向や難易度を見る
・テストで解けなかった問題の解説

中学生の勉強は勉強量に比例するとよく言われますが、確かに塾で半端ない宿題の量をこなしている生徒はうちの学校でも学年トップにゴロゴロいます。

塾に通う子は間違いなく、これを実践しているのです。
よくこんな量をできるもんだなと感心させられます。

オンライン塾も店舗型の塾もやり方としては同じだと思うので、とにかく、どこが苦手で理解できていないのかを把握して、とことん問題を解くスタイルになるかなと思います。

あとは子供のやる気に合わせて宿題の量を増やしていく感じでしょうか。
勉強が嫌いにならない程度にですね。

まとめ

今回、オンライン塾の先生が合わないときの対処法といことで、実例を挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

先生が合わないと聞くと、上から目線で大変失礼なのですが…
数か月オンラインで授業を受けても、成績が上がるどころか、下がってしまっては考え物だと思います。

そういった意味で、その先生の学歴ではなく、子どもの意見ではなく、授業スタイルや正しい勉強法と比較してみるのも目安になるのではと思います。

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